第8回アジア栄養士会議 2022年8月19日(金)~21日(日)inパシフィコ横浜

出展一覧

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D-1 株式会社ヤクルト本社

今や、日本のみならず、世界のさまざまな国と地域で親しまれている「ヤクルト」。 企業理念である「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」のもと、約90年前から、微生物の可能性に着目し、そのはたらきを追究して、人の役に立つ製品開発につなげてきました。
展示ブースでは、世界で親しまれているヤクルトの様子や微生物の可能性に関する研究成果を中心にご紹介いたします。 なお、展示をご覧のうえ、簡単なクイズにお答えいただきますと、記念品を贈呈いたします。

D-2 株式会社明治

明治は、創業精神の一つに「栄養報国」を掲げ、「食品の提供を通じて社会に貢献する」という考えを創業以来受け継いでいます。その志のもと、明治は、赤ちゃんからお年寄りまでの幅広い世代に向けて、さまざまな商品を提供し続けてきました。健康意識が世界的に高まる中、明治は今まで以上に栄養の新たな価値を創造し、世界へ向けてその価値を届けていきます。
今回、第 8 回アジア栄養士会議の趣旨に賛同し、栄養で皆様の人生を豊かにするお手伝いができる商品を展示致します。

D-3 味の素株式会

味の素(株)は、慶應義塾大学SFC研究所健康情報コンソーシアム(子ども味覚力向上委員会)と協力して展示ブースにて 『みんなdeまるっと食育まつり』 を開催します。
「食育5基本味体操」や「いただきます&ごちそうさま体操」映像 「なつかしい“おこし”でうま味チェック」や「食育うまいるメーター」などなど、楽しいアイデア盛沢山の食育教材をご紹介します。
  また、味の素グループのキャラクターの「アジパンダ」グッズやACDブース限定品が当たる抽選会も開催します。 皆さま是非ともお立ち寄り下さい

D-4 カリフォルニアくるみ協会

スーパーフードと呼ばれるくるみ。日本に流通しているほとんどがカリフォルニア産です。身体で生成されない植物性オメガ3脂肪酸がナッツ類で唯一豊富に含まれており、ひとつかみのくるみ(約30g)で成人1日分の摂取ができます。さらにくるみは、ポリフェノール、食物繊維、たんぱく質などの栄養素を含有し、血液サラサラ効果、腸内環境や認知機能改善、心疾患予防などの効果が期待できます。展示では、くるみの健康効果に関する最新研究を紹介します。

D-5 「米粉でやさしい嚥下食」コンソーシアム

嚥下障害者に対しては物性に配慮した嚥下調整食が必要である。従来、主食である米の嚥下調整食調理にあたっては、ミキサー、酵素、ゲル化剤などが必要であった。しかし、高アミロース米のゲル化特性を用いて、米粉と水だけで、米粉ゼリーができることを我々は研究開発しており、市販化準備を行っているので紹介する。この米粉ゼリーが市販化・普及すると、嚥下障害者と家族にとっては調理工程の軽減という朗報になる。

D-6 株式会社ニップン

ニップングループでは、「美味しさと健康の訴求に加えて、各年代の栄養改善に役立つ商品や情報の提供で、生活者の健康寿命延伸に貢献する」を目標に研究開発に取組んでおります。
今回のアジア栄養士会議では、持続可能な地球環境の為に、食品廃棄物削減に注目し、廃棄処分される様々な食品工場副産物や粕を活用して開発したアップサイクル機能性表示食品。さらに、大豆由来のたんぱく素材プラントベースフード、最近注目されている全粒粉のパスタやアマニシリーズなど、ニップンの長年の研究成果による開発商品をご紹介いたします

D-7 FrieslandCampina Institute

Frieslandcampina Institute栄養と医療の専門家の科学情報、認定教育プログラム、科学的なトピックと栄養と健康のトピックの多種多様に関する実用的なツール、生活のすべての段階での一般的な健康から牛乳や乳製品の栄養組成に至るまで提供しています。Frieslandcampina Instituteすべての人にとってより良い栄養を目的として知識の交換を刺激します。私たちの展覧会は、医療従事者が使用する健康と栄養の教材を展示します。

D-8 キッコーマン食品株式会社

食や栄養に関する様々な課題がある中、持続可能な健康社会の実現を目指し、キッコーマンでは「食塩の過剰摂取」の課題解決に向けた取り組みに注力しています。日本人の食塩摂取量は、長期的には減少傾向ですが、目標値には未達であり、諸外国よりも多いのが実態です。
そこで、キッコーマンでは、レスソル・ライフ(Less salt(= 塩を減らす)」からの造語)という、おいしく塩分を控える食生活の推進に取り組んでいます。
いつもの調味料を減塩・低塩の調味料に変えることで、塩分を控えながらも、おいしく、楽しく、健康的な食生活を送っていただく活動です。
展示ブースではキッコーマンの取組みや商品・レシピのご紹介をしておりますので、ぜひお立ち寄りください。

D-9 長谷川化学工業株式会社

長谷川化学工業は安心・安全で衛生的な調理用品を製造している会社です。
弊社製品は食中毒予防として色分け・抗菌性・各種殺菌に対応という特長があります。
また、多くの製品が熱風消毒保管庫や食洗機に対応していることで、衛生的な観点から高く評価され、主に食品工場や学校、病院等でご利用いただいております。
他にも調理場で役立つ製品が揃っておりますので、ぜひ弊社ブースにお立ち寄りください。

D-10 一般社団法人日本スポーツ栄養協会

一般社団法人日本スポーツ栄養協会(SNDJ)は、「スポーツ栄養」の普及啓発と栄養サポートに携わる専門職のキャリアアップ支援を主な活動目的として2018年に設立いたしました。公式情報サイト『スポーツ栄養Web』 (https://sndj-web.jp/) では、国内外の最新論文、レビュー、調査レポートなどEvidence-basedのオリジナルニュースを毎日配信しており、様々な方にご活用いただいております。
本イベントでの出展では、当協会の活動紹介とともに下記を予定しております。
■理事長・鈴木志保子の「東京2020聖火リレー」思い出コーナー&フォトスポット
 (聖火トーチの展示、記念撮影も!)
■著書紹介・物販

EC-1 栄養サポートネットワーク合同会社

栄養サポートネットワーク合同会社は、2006年以来、地域で活動する管理栄養士と共に、食事・生活改善に関する栄養教育、コンサルティング、研究を行って来ました。生涯、住み慣れた街で暮らすために地域包括ケアシステムが構築されつつありますが、そのシステムの中で、管理栄養士も活躍の場を広がっています。そのような背景から、弊社では近年、フリーランスで管理栄養士が自立して活躍するために、開業支援と知識や技術のスキルアップ支援の提供に力を入れています。
展示会場では、地域で管理栄養士が活躍できるチャンスをご紹介するとともに、管理栄養士が自立して活躍するためのセミナーや書籍のご案内させていただきます。

EC-2 22nd International Congress of Nutrition (IUNS-ICN)

ピッチプレゼンテーション

2022/8/19(金)

10:30~11:00

株式会社ヤクルト本社

太田 俊久(株式会社ヤクルト本社 広報室 担当部長)

腸の健康」から「心の健康」へ ―プロバイオティクスの90年の発展

1930年、医学博士であった代田 稔は、胃液や胆汁などの消化液に負けずに生きたまま腸内に到達して、有益な作用を発揮する乳酸菌の強化培養に成功しました。それが今日、「乳酸菌 シロタ株」として知られているものです。乳酸菌 シロタ株は発酵乳飲料に含まれる形で、世界40の国と地域で、毎日4,000万人以上の皆さまに愛飲されています。本講演では、まず私たちの健康の維持に深く関与する腸内細菌叢の基本についてお話しします。次に、乳酸菌 シロタ株と代表的なプロバイオティクス*のこれまでの発展について概要を説明します。特に、乳酸菌 シロタ株の腸内細菌叢への影響と、心の健康の維持に関する最近の研究結果についてご紹介します。

*十分量を摂取したときに宿主に有益な効果をもたらす生きた微生物(FAO/WHOによる定義、2002)

11:30~12:00

FrieslandCampina Institute

Serene Tan(Development Specialist, Expert Team Nutrition, FrieslandCampina)

FrieslandCampina InstituteとSEANUTS IIの紹介

この紹介では、FrieslandCampina Institute、何を、なぜ、どのように、そして私たちが協力する活動や組織について共有します。最後に、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムで実施した東南アジア栄養調査II (SEANUTS II)の最新の科学的知見についてもお伝えします。

13:00~14:00

味の素株式会社

吉田 真太郎(獣医師、獣医学博士/味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所 主席研究員)

うま味の発見とうま味調味料 「味の素®」の発明

うま味調味料 「味の素®」は、最も多くの関連研究がなされているグルタミン酸ナトリウムを主成分とした調味料です。このセミナーでは、うま味調味料の安全性や健康的な食への貢献を織り込みながら、どのようにして、日本の食文化から発した化学者の発想がうま味の発見、うま味調味料 「味の素®」の発明につながったのかをご説明いたします。

15:30~16:00

株式会社ニップン

村田 翔太朗(株式会社ニップン)

植物由来健康機能食品の開発
食品副産物を活かして人々の健康に貢献!

ニップンは、植物由来の健康機能を持つ成分に着目して、 データに基づいた 健康エビデンスを持つ、安全で安心な 機能性食品素材を開発 ・提供 しています 。 これら機能性食品素材 は 食品工場の副産物や粕 から 作られており 、 私たちは 未利用資源の 有効活用 を通じ 持続可能な健康社会の実現に貢献します 。

2022/8/20(土)

10:45~12:15

カリフォルニア くるみ協会

デヴィッド・J・ベアー(アメリカ合衆国農務省 ベルツビル人間栄養学研究センター メリーランド州ベルツビル)

食品のエネルギー価の実態について

ナッツ類は主要な栄養素の摂取に大きく寄与する、栄養価の高い食品である。
一方で、ナッツ類はエネルギー密度が高いことから、一部の消費者は、体重増加を避けるためナッツ類の摂取を控えるという傾向も見られる。しかしいくつかの研究から、ナッツ類を摂取する層は、非摂取層に比べBMI値が低いことが明らかになっている。ある臨床試験では、ナッツ類を摂取している被験者の体重は、摂取していない被験者と同等かそれ以上に減少することが確認されている。このような矛盾が生じる理由の1つは、ナッツ類のカロリー含有量の計算方法に誤りがあることが想定される。
本セミナーでは、木の実類(くるみ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ)を対象に、食品のエネルギー価の実態について解説する。
食品の代謝エネルギー(ME、食品表示に使用されるカロリー含有量)値を決定する通常のアプローチは、食品の多量栄養素の構成量とアトウォーター係数(タンパク質、脂質、炭水化物はそれぞれ4、9、4 kcal/g)の積の合計となる。これらの係数は、主に1800年代後半に行われた研究に基づく。

  • ①目的-木の実類(くるみ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ)を食事の一部として摂取した場合のME値を測定する。
  • ②対象及び方法-種類の同様の食事をボランティアの被験者(ヒト)に摂取させ、一方の食事にはナッツ類を取り入れ、他方の食事にはナッツ類を取り入れず、排泄物及び尿を7日間採取し、ナッツ類のME含量を測定する。
  • ③結果-ナッツ類のカロリー含有量の計算値(アトウォーター係数を使用)は、そのME含有量を30%も過剰に測定している。このような数値の大幅な誤差は、食品構造と食品加工が木の実のME値に大きく影響する事実に伴うものである。
  • ④結論-植物性食品の中で、木の実類はエネルギー密度の高い食品。しかし、そのME値はアトウォーター係数から予測される値よりも低く、これはおそらく植物の基本的な構造である細胞壁に起因すると思われる。食品加工(例えば、ナッ  ツバターの製造)又は咀嚼によって細胞壁を破壊すると、ME含量に影響を与える可能性がある。

California Walnut Commission

ナッツ類の摂取と腸内細菌叢及びその代謝産物の変化:健康への影響について

疫学研究のデータは、くるみ及びその他の木の実の摂取が死亡及び疾患、特に癌及び心臓疾患による死亡のリスク低下と関連していることを示している。また、動物実験から得られたデータでは、くるみを食事に取り入れると、胃腸内細菌叢、及び腸と代謝の健康に有益な影響を与えることが示唆されている。腸内細菌叢とその代謝産物の変化がヒトの健康にいかに影響を及ぼすかについては、依然として不明な点が多く残されているが、くるみが排泄物中の微生物叢の構成と腸内細菌叢からの代謝物をいかに変化させるかについて理解を深めるため、ヒトを対象とした対照食事介入試験を実施し、くるみの摂取がヒトの腸内細菌叢、腸内代謝物、及び健康の代謝マーカーに与える影響を評価した。
本セミナーでは、くるみの摂取と腸内細菌叢及びその代謝産物の変化について解説する。

  • ①対象及び方法-健康な成人を対象に、対照食、無作為化、クロスオーバー試験を実施。被験者に対して、0グラム又は42グラム/日(0オンス又は1.5オンス/日)のくるみ片を含む等カロリー食を3週間ずつ交互に与え、2回の試験期間の間に1週間の休息を設けた。試験開始前と各摂取期間の終了時に排泄物及び血液のサンプルを採取。
  • ②結果-対照(くるみなし)期間の終了時と比較して、くるみの摂取によりフィーカリバクテリウム、クロストリジウム、ディアリスター、ロゼブリアの相対量が増加し、ルミノコッカス、ドレア、オスシロスピラ、ビフィドバクテリウムの相対量が減少。二次胆汁酸(デオキシコール及びリトコール)は、大腸内の微生物によって胆汁酸から生成され、これらの化合物は大腸癌のリスクを高める可能性が示唆されている。
  • ③結論--くるみを食事に取り入れた場合、排泄物中のこれらの化合物の濃度が減少することが確認された。このように、くるみを食事に取り入れることで、ヒトの微生物叢の構成と機能に影響を及ぼし、フィーカリバクテリウムやロゼブリア等の酪酸産生クロストリジウム・クラスターXVIa及びIVのファーミキューテス門が増加し、微生物由来の、親炎症性の二次胆汁酸の減少が確認された。これらの結果は、腸内細菌叢がくるみの摂取による有益な健康効果に関する基礎的なメカニズムに寄与している可能性を示唆するものである。
13:00~13:30

株式会社ニップン

村田 翔太朗(株式会社ニップン)

植物由来健康機能食品の開発
食品副産物を活かして人々の健康に貢献!

ニップンは、植物由来の健康機能を持つ成分に着目して、 データに基づいた 健康エビデンスを持つ、安全で安心な 機能性食品素材を開発 ・提供 しています 。 これら機能性食品素材 は 食品工場の副産物や粕 から 作られており 、 私たちは 未利用資源の 有効活用 を通じ 持続可能な健康社会の実現に貢献します 。

14:00~14:30

株式会社ヤクルト本社

太田 俊久(株式会社ヤクルト本社 広報室 担当部長)

腸の健康」から「心の健康」へ ―プロバイオティクスの90年の発展

1930年、医学博士であった代田 稔は、胃液や胆汁などの消化液に負けずに生きたまま腸内に到達して、有益な作用を発揮する乳酸菌の強化培養に成功しました。それが今日、「乳酸菌 シロタ株」として知られているものです。乳酸菌 シロタ株は発酵乳飲料に含まれる形で、世界40の国と地域で、毎日4,000万人以上の皆さまに愛飲されています。本講演では、まず私たちの健康の維持に深く関与する腸内細菌叢の基本についてお話しします。次に、乳酸菌 シロタ株と代表的なプロバイオティクス*のこれまでの発展について概要を説明します。特に、乳酸菌 シロタ株の腸内細菌叢への影響と、心の健康の維持に関する最近の研究結果についてご紹介します。

*十分量を摂取したときに宿主に有益な効果をもたらす生きた微生物(FAO/WHOによる定義、2002)

15:30~16:00

FrieslandCampina Institute

Serene Tan(Development Specialist, Expert Team Nutrition, FrieslandCampina)

FrieslandCampina InstituteとSEANUTS IIの紹介

この紹介では、FrieslandCampina Institute、何を、なぜ、どのように、そして私たちが協力する活動や組織について共有します。最後に、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムで実施した東南アジア栄養調査II (SEANUTS II)の最新の科学的知見についてもお伝えします。